ワープハウスバカ一代

2020年09月03日

第11回「TRIPOLI TRAX」

Warp Your Body。DJイオです。
今回もワープハウスについて書いていきたいと思います。まずは概要から。
TORIPOLI はリビアの首都名なんですが、何故そこから名前を拝借する事になったのかはわかりません。
1995年から 2000年までに大量のリリースをしたので、ロゴも知っている方は多いかと思います。




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TRIPOLI TRAX とは

このハードハウス・レーベルは、1994年に Ziad と弟の Tarik & Mick Shiner によってイギリスのロンドンにある Puregroove Records の店内から立ち上げられました。A&R を担当したのはスティーブ・トーマス(Steve Thomas)。
1990年代後半の UK ハードハウス & NU-NRG の発展に大きく貢献し、2000年代に入ると、TRIPOLI TRAX はシーンの重鎮たちによるリミックスや数々の名盤をリリースし、人気を誇ります。
2004年4月にリリースされた 100枚目のリリースでは、2001年末からハードトランスの領域に舵を切っていたスティーブ・ヒル(Steve Hill)の後任としてマーク・ジョンソン(Marc Johnson)が A&R を担当。
2001年末からハード・トランスの領域に舵を切っていた Steve Hill から Marc Johnson が A&R に就任し、レーベルに新風をもたらします。
2005年末、Pure Groove は TRIPOLI TRAX の活動を無期限に休止し、ハードダンスの販売を中止することになりました。
レーベルの冬眠は約 2年続き、2007年には Marc Johnson が再び Chris Comben の支援の下、このクラシックなインプリントを担当することになります。
しかし 2008年、マーク・ジョンソンが DJ とプロデュースから引退したことでレーベルは終わりを迎えます。






とにかくリリースが多く型番も 200に届くレーベルで、1995年から 2000年の間にリリースされた、「TRIPOLI TRAX」という名のコンピ CD(2枚組で 1枚は Mix、もう 1枚は DJ の為にセパレート)が 3枚まで出ているのでこちらを中心に紹介したいと思います。

まずは Volume One から。 Mix は Steve Thomas によって作られています。1998年7月31日リリース。





Dancing Divaz - Let The Rhythm Flow (Club Mix)





ハードハウスとしては今と比べると BPM が落ちてますが、ラップも入って陽気な感じのハウスです。リフのピアノもいい感じ。





Knuckleheadz - House Rocca





Warren Clarke と Jon Langford のユニット。後には JON のソロプロジェクトとして活動しています。
ハードハウス好きな方は Knuckleheadz の名前を何度か目にした事はあると思うんですが、この曲が彼らのデビュー曲でした。TIDY 的なシンプルなベースが印象的です。
KLUBHEADS という人達もいるので両者とも間違いやすい名前です。





Steve Thomas - Set You Free (Original Mix)





ピアノがとても特徴的なトラック。たまにほかの曲と同じピアノリフがありますが、この曲は元ネタがあって、そこからピアノを丸パクリしています。





【元ネタ】Landlord - I Like It (Blow Out Dub)





1989年と、レイヴ前夜の年にリリースされてます。





Knuckleheadz - Raise Your Hands (Club Mix)





1枚のコンピで 2曲目の Knuckleheadz です。
途中のサイレンの音でかなりアガります。彼の出世作と言ってもいいかもしれません。


Vol.1 の紹介はここまで。次は Vol.2 に移りたいと思います。
TRIPOLI TRAX Volume Two」は 1999年リリース。前回から約 1年後です。初回と同じ形式で、Mix CD が 1枚、セパレートが1枚となっています。
Mix の担当はでも回していた Pete Wardman。

DJ Mix の方では「Knuckleheadz - Raise Your Hands (Mark N-Joi Mix)」が最初に入ってますね。1年経って以後も人気があるリリースだったようです。





Freak + Mac Zimms - Spin Me Wild (Original Mix)





ジワジワアガってくる系のトラックものですね。Mac Zimms はオランダ出身の DJ で、1987年と 1991年にオランダの DJ Mix の大会に出て、どちらも決勝戦まで行ったようです。





Fruitloop - Here Comes That Sound





Fruitloop は、Alan Thompson、Steve Thomas のユニット。数は多くないですが TRIPOLI から何曲かリリースしています。
この曲もボイスサンプルがいい感じです。





OD404 - Block Party (G Shock Mix)





OD404 は、ブライトンを拠点とする英国の Hard House / Hard Trance と NRG を制作するデュオで、Superfast Oz と Dom Sweeten が活動をしています。
この曲も非常に NU-NRG 的で勢いがあり、今までの TRIPOLI のリリースとは一線を画すものになっています。


Vol.2 の紹介はここまで。次は Vol.3 に移りたいと思います。
TRIPOLI TRAX Volume Three」は 2000年リリース。前回から約 1年後です。
初回、前回と同じ形式で、Mix CD が 1枚、セパレートが 1枚となっています。
Mix の担当はレーベルの立ち上げにも関わった Ziad。





Digital Express - The Club (BK Mix)





その後 UK ハードダンス界隈で名を馳せる事になった BK の REMIX です。だいぶ音がハードで NU-NRG に近い音です。





Knuckleheadz - Up Front (Original Mix)





BK などと比べると Knuckleheadz は大分ハウスっぽいですね。陽気なシンセと時折入る Vo、まさにワープハウスです。





Phenomania - Who Is Elvis? (TdV Mix)





出ました遂に。ワープハウスの名付け親 Tony De Vit のリミックス。原曲は 1991年に作られたものなので、そのライセンス物です。
2000年リリースなので、Tony De Vit の生前に作られたリミックスワークです。キックからして TDV だ!って分かる感じですね。
TRIPOLI からはアナログ 2枚に渡ってリミックスが発売されています。





DJ Misjah & DJ Tim - Access (Jas Van Houten Mix)





1996年、Access が X TRAX からリリースされた当時、テクノ、ハードハウスの DJ は皆 Access をかけていました。
TRIPOLI にライセンスされ、色んなリミックスが聴く事が可能ですが、やはり原典を遡らないとと思いましたので、オリジナルを下に貼っておきます。





DJ Misjah & DJ Tim - Access





しかしこの曲も古びないなー、今聴いても本当に恰好いいです。




まとめ

このコンピ CD 以外にももちろん良い曲はあります。少し探してみたので、参考にして頂けたら幸いです。





OD404 - Block Party(Baby G Mix)





イントロのブレイクビーツ、中盤のボイスサンプル、勢いがあるシンセリフ、一度聴いたら忘れられない曲です。





99th Floor Elevators - Hooked (Pete Wardman Mix)





99th Floor Elevators はエイドリアン・フシアルスキーを中心としたグループでこの曲はイギリスのナショナル・ダンス・チャートでトップ 10入りを果たした曲。
2000年リリースの 1枚となっています。昔の TRIPOLI のリリースと比べるとよりハードで速い音作りになってます。途中 FUNKY GROOVE と同じサンプルが!


今回はワープハウス黄金時代、1995〜2000年までの音を紹介しましたが、TRIPOLI はもちろんそれ以降もどんどんリリースを続けていきます。
色々と知りたい方は disogs を見てみましょう。各リリースから Youtube の動画も見る事ができます。
今の所、2015年にリリースされた Various - Tripoly 200 が最後のリリースになったようです。

今回も読んで頂きありがとうございました!これにて!次回は HOOJ CHOONS の紹介になる予定です(多分)。




当時(1995〜1998年)の LOUD、ワープハウス関係のフライヤー(X-tra、CLUB LOVELY、CROSS OVeR 関連)をお持ちの方はレンタルか適価をお支払いするので是非情報を募集しています・・・!!
ツイッターアカウントは「DJイオさん (@lbtdjio) / Twitter」になります!



posted by DJイオ at 11:00| Comment(0) | 第1回〜第25回
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