ワープハウスバカ一代

2020年08月03日

第9回「Tidy Trax というレーベルについて」

Warp Your Body. DJイオです。
今回もワープハウスについて書いていきたいと思います。
今回は「Tidy Trax」(タイディトラックス)というレーベルにスポットライトを当てて行きます。
1995年9月に Andy Pickles と Amadeus Mozart、PAUL JAMES によって立ち上げられたこのレーベルは、バウンシーな UK Hard House を作っていました。
リリースペースは大分落ちましたが、現在もリリースを続けています。




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まずは有名なリリースを中心に取り上げていきます。





THE HANDBAGGERS - U Found Out





TIDY の最初のリリース。昔、ハンドバッグといった音が流行っていた時期がありました。これはまさにその時期に出されたもので、そのブームを意識したユニット「THE HANDBAGGERS」です。(Tidy Boysの別名義)
これで当てた TIDY が出したのが、





Benedict Brothers - 4 Those That Can Dance(Original Mix)





です。1996年のリリース。チャラいラップも入って BPM も上がり、音的には完全にワープハウスっぽくなっています。





Hyperlogic - U Got The Love





こちらも 1996年のリリース。大分人気が出たようでリミックス盤も出ています。
そして 1997年。大ヒットしたのがこの曲です。





ALLNIGHTERS - Black is Black(Original mix)





1997年も順調にリリースが行われ、1998年後半に日本で LOUD PRESENTS「TIDY TRAX」の MixCD がリリースされます。Mix は DJ SHINKAWA。
これで一気に日本での知名度が上がりました。
今はこの CD も安価で手に入れる事ができます。

「Black is Black」はドイツの「DOS OR DIE」からライセンスした曲。Mix 違いも 3種類、MixCD に収録されています。
例えば下の SHARP BOYS(彼らについては後の回で詳しく説明します)。





ALLNIGHTERS Black is Black(Sharp remix)






ALLNIGHTERS- Black is Black(Ian M's Trade '98 Remix)





<TRADE>のIan Mが作ったリミックス。





ALLNIGHTERS - Black is Black(LEXA REMIX)





LEXA は後程「UNTIDY DUB'S」名義でヒットを連発する、先ほど冒頭にも書いた PAUL JAMES という人物です。

この曲のリミックス、UK の人が多いので UK ぽく聞こえますが、原曲を手掛けた Allnighters はドイツの Andreas Schneider、Mike van der Viven によるユニット。

またこの時期(1997年)に、「Untidy Trax」というサブレーベルが作られます。破竹の勢いでリリースを重ね、本家を越えてしまうような勢いのあるサブレーベルでした。
98年に入り、Untidy からリリースされた「FUNKY GROOVE」は爆発的なヒットを遂げ、私もワープハウスの中では 1、2 を争うトラックものだと思っています。
パーカッションとちょっとしたヴォイスサンプルだけでここまで盛り上げられるのは凄い!
後ほど、Manifesto からもライセンスされました。





UN-TIDY DUB'S VOLUME ONE - FUNKY GROOVE





また、ヴォイス部分はこちらの曲からサンプリングしています。(タイトルもおそらくこの曲から)





Gary Toms Empire - Best Of - Feel That Funky Groove





このUN-TIDY DUB'S のオムニバスシリーズは 4 まで続き、最後にはこんな曲も。





Untidy Dubs - R.I.P.






L.A.Style - James Brown Is Dead(Original Mix)





が元ネタになっています。


また、1998年には「Disposable Disco Dubs」というシリーズが始まり、ディスコネタが多めのハードハウスも大量にリリースされます。
ジャケットも並べると disco という文字に。1998年から 2004年まで一通りリリースが続いたシリーズでした。最終作?も時を経て 2016年に突然リリースされています。




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全曲を紹介するのは多すぎるので、私がよく流す好きな一曲を。





Disposable Disco Dubs3 - We Like The Music





こちらは最新、2016年にリリースされたもの。





Disposable Disco Dubs - Discolicious(Original Mix)





正直今初めて聴いたのですが、以前のノリからあまり変わらず安心しました。


また、1998年に Donna Summer のリミックスを手掛けており、本家 TIDY より勢いがあるのでは?という節もあります。





Donna Summer - Carry On(Untidy Dub)





また、1999年には Untidy DJ's - The Colours EP というシリーズを出したりと UK HARD HOUSE の勢いを増すようなリリースが連なります。


一方本家、TIDY TRAX はと言うと・・・。

1998年には MixCD、「Keep It Tidy : 1995-1998」という UNTIDY の楽曲を含む 2枚組の CD をリリースしています。

同じく 1998年、トランスの香りを感じさせる





Hyperlogic - Only Me





などをリリースし、ていき、Signum(こちらもトランス)、Trauma(速めのハードハウス)のシングルを重ねていきます。

1999年には女性トラックメイカーを集めた、「Tidy Girls EP」なんてのもリリース。

Rachel Auburn(1999年12月、DJマガジンのトップ 100 DJ にも選ばれた DJ、Producer。後の連載で取り上げる CANDY GIRLS も彼女が仕掛け人)、
Lisa Lashes(UKのTrance & Hard Dance、Producer)、
Anne Savage(同じく UK の hard-dance DJ & Producer)、
Lisa Pin-Up(同じく UK の hardhouse&Producer)

4人の中でも一番知名度的に有名なレイチェルオーバーンの曲がこちらです。CANDY GIRLS みたいにはっちゃけて欲しかったですが、レーベルカラーに合わせたのか、比較的おとなしめのハードハウスになってます。





Rachel Auburn - Screwdriver





そして同じく 1999年、前年惜しくも亡くなってしまった Tony De Vit のトラックが TIDY にライセンスされて発売されます。
Tony De Vit - Splashdown / Are You All Ready?





Tony De Vit - Splashdown





Are You All Ready? は Tony De Vit の回で紹介したので、今回は Splashdown の方を。

そして 2000年に入り、様々なリリースが行われましたが、
総決算的な CD、「Various - Keep It Tidy 2 : 1998-2000」がリリースされました。2枚組のミックスCD+1枚のコンピです。
1枚目は Lisa Lashes による Mix、2枚目は Tidy Boys Mix。コンピの選曲は誰なのかわかりませんが、
ここ 2年間積み上げてきたトラックの総集編ともいえる選曲、Mix になっています。

2001年からももちろんリリースは続いていきますが、どんどん書いていくとキリがないので、
いわゆるワープハウスが盛り上がった終盤、2000年でもあるこの辺で筆を置きたいと思います。

次回は Tripoli Trax か Hooj Choons、Sharp Recordings のどれか当たりを取り上げようかなあと思います。


当時(1995〜1998年)の LOUD、ワープハウス関係のフライヤー(X-tra、CLUB LOVELY、CROSS OVeR 関連)をお持ちの方はレンタルか適価をお支払いするので是非情報を募集しています・・・!!
ツイッターアカウントは「DJイオさん (@lbtdjio) / Twitter」になります!



posted by DJイオ at 11:00| Comment(1) | 第1回〜第25回
この記事へのコメント
black is blackのlexamixをtdvがXtraで回したとき、あのフレーズが響いて一気に人がフロアに流れ込んできたのを覚えています。もちろん絶叫
Posted by tei-g at 2020年10月26日 21:00
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